空仰げば、遠くにキミ。【完】




部活のダウンのとき。


たまたま近くにいた黒谷が話しかけてきた。


私たち1年にとっては、新人戦が大きな大会のデビューとなる。


いつもヘラヘラしてる黒谷でも緊張するんだ、と内心ホッとした。



「そういえば、ベランダにいるアイツら、よく武藤のこと見てるよな?」


「えっ?」


「ほら。お前の同じクラスに人気のあるやついるじゃん。アイツとかよくお前の跳ぶ姿見てるよ」