『そんなことしなくたって、私は生きてる』

玄関に立っていたのは、紛れもなく天咲だった。

黄「天咲、生きてたのか…!」
天咲「触らないで。別に帰ってきたわけじゃない」
紫「…天咲?どうしたの?」
天咲「今日は別れを言いに来た。時間が無い。後でちゃんと話す。今は部屋に行かせて」

天咲と目が合った。

「…、!」

数分が経ち、天咲が部屋から出てくる時には、
天咲の正装である水色のネクタイをしたスーツ姿だった。

緑「おい、どういうことだよ…説明しろって!」
天咲「私は命と引き換えにプロープル社の人間になるって決めたの。それだけよ」
赤「もう俺らのところには、戻ってこないの?」
天咲「…、」
黄「天咲、俺があの時牛乳買いに行こうって言ってなかったら、そうなってなかったのか?」
天咲「…、」
紫「なぁ、ちゃんとご飯食べてる?上手いことやってんのか、?
俺らはお前がいなくて寂しかったんだぞ…」
天咲「…、言いたいことはそれだけ?」
桃「天咲…お前、」
天咲「言ったでしょ。時間が無いの。
もしもプロープル社に私を取り戻しに来るようなら私はあなたたちを全面的に潰しにいく。
わかった?」