Yu Side

あの日、流星がよろめきながら俺たちの家に帰ってきたのは今でも昨日の事のように覚えている。

「おい、!どうした!」
黄「天咲が、天咲が…」
赤「天咲が拉致された…」
白「嘘…」
黄「必死で、必死で抵抗したのに俺は………」
「とりあえず、光成手当て!」
緑「わかった、!」


それから手当てをして、流星から話を聞いた。
流星を責める者はいなかったものの、みんなが突きつけられる現実を受け入れられなかった。

黄「ごめん、俺のせいで…俺があいつを…」
黒「…黄野くんのせいじゃない」
橙「遅かれ早かれ、こうなることは分かっとった」
黄「じゃあ、あいつを見殺しにすんのかよ…!」
「まだ、死んだと決まったわけじゃない、!」

俺は大声を張り上げていた。
覚えてるか、天咲。
俺があげたお守りを…。