Takumi Side

バシャン____

俺と赤井さん、桃田くん、そして直樹が今回のターゲットを仕留める役だった。
最終的に直樹が代表を海へ突き落とした。
その瞬間、

____天咲:、きゃっ!

骨伝導で聞こえた天咲の微かな悲鳴。

「Sky?Sky、!おい返事しろ!」
桃「Black。どうした!?」
「Skyの悲鳴が聞こえた!誰かに連れ去られたかもしれない」

それだけ言うと、直樹は何も言わずに走っていった。

赤「俺らも手分けして探そう」
桃「おう、」

それから手分けして探すことおよそ10分。
天咲の骨伝導時計が集音モードになったと篤志から連絡が入った。

____白:部屋は211号室。2階の1番奥。
____橙:もう着いてんで。これからSkyを助けて202号室へ向かう。

いつもよりも低い、まるでターゲットを仕留める時の声でそう告げた直樹。
直樹以外のメンバーは202号室へ向かった。
まもなくして篤志の部屋である202号室に2人が着いた。
やっぱり、天咲のヒーローは直樹に違いないな。

白「Sky!大丈夫だった?」
赤「何もされてない?」
天咲「みんな心配かけてごめん」
黄「とにかく無事でよかった。
とりあえず、みんなこの船から出るぞ」

港へ着いた瞬間に、非常用のハシゴをかけ裏口から脱出する。
全員で車へ乗り込み、俺たちの家へ戻る。