Ryusei Side

ガサガサ、と音がして目が覚めた。
自室から出ると、奥の部屋から光が漏れている。
誰かが話しているみたいだ。
近くまで行くと、その声が優と天咲だと気づいた。

紫「…そこにあるファイルは?」
天咲「これ?落ちてたから拾ったの」
紫「それで信じると思うか!」

声を荒らげる優に思わずびっくりしてしまった。

中を覗くと、
…優が天咲に銃を向けている。

すると、天咲が優の銃を奪い取り

天咲「ごめんね、こんなやり方しか出来なくて」

優へと銃口を向けた。

「天咲!」

耐えられなくなり部屋へ入る。

天咲「動かないで。
動いたら紫ノ宮さんを撃つ」
「お前、なんでこんなことしてんだよ」
天咲「自分のため」
紫「…俺らを殺るのが目的か?」
天咲「そんなわけないじゃん」
紫「じゃあなんで!」
天咲「あなた達9人を守るためよ!!」
「…どういうことだよ」