ああ、自分が手にかけたわけじゃないけど、自分で手に入れた感覚になった。 箱から手を伸ばし、彼女の冷たくなった肌に触れ、そのまま唇にキスをする。 彼女の入った箱に蓋をして、火葬をする装置へと入れる。 赤い炎が彼女を包む。 満たされたいく、そんな気がした。 初めての、体験だった。 _____それからだ、俺自ら"死体"を生成するようになったのは。