Sora Side

紫「天咲?着いたよ?」

その声で目が覚める。久しぶりの我が家。
懐かしい仕事終わりの気だるさ。
そして、みんな。

玄関を開けて家に入る。
何も変わらない、リビングがあった。

「…ただいま、でいいのかな?」
赤「いいんだよ」
「…ただいま、ただいまみんな!」

すると、大地が駆け寄ってきて抱きしめられる。

桃「おかえり、天咲」
「ただいま大地」
桃「俺がボコボコにされたあの日に言ってくれた、私を信じてって言葉。
忘れずにお前は殺されてないってずっと信じてたよ。帰ってきてくれてありがとう」
「こちらこそ、迎えに来てくれてありがとう」

大地が離れ、次に龍斗な私を抱きしめた。

青「おかえり、天咲」
「ただいま龍斗」
青「あ、少し肌荒れてんぞ?ろくにスキンケアできてなかったろ?」
「スキンケアのことなんかより、ずっとみんなのこと考えてた」
青「ずっと俺らの元に帰ってくる方法考えてたんだな。ありがとう」
「こちらこそありがとう龍斗」

龍斗が離れると、拓実が抱きしめる。

黒「天咲おかえり」
「拓実ただいま」
黒「…パーカーといいこのジャケットといい、お前は俺の服が良く似合うな」
「何それ笑 今言うことじゃなくない?」
黒「ほんとに俺らのこと思ってくれてたんだなって嬉しかった」
「私も拓実が来てくれて嬉しかった、ありがとう」