あたしを撫でる、君の手が好き。


「ひど────」

あっくんが急に顔を近づけてくるから、びっくりして身を引いたのに。

文句を言おうと口を開いたら、床にお尻をついたまま油断していたあたしに、あっくんが一気に迫ってきた。

唇を塞ぎ、薄く開いた唇の隙間から舌を差し入れてきたあっくんに、あたしの舌が絡めとられる。

ひとりで隠れていても充分に狭かった教卓の下。

そこに強引に潜り込んできたあっくんが、あたしの背を教卓のスチール板に押し付けるようにして、胸が苦しくなるような大人なキスをした。

狭い教卓の下で、覆い重なるようにあっくんに迫られて、互いの身体がスチールの板にあたる。

その度に、教卓が小さくガタンと揺れて。あたしの胸の音も、ドクン、ドクンと高鳴った。

あっくんの熱い舌に舐め取られ、食べられてしまいそうなキスは、これまで交わした3回のキスよりもずっと深くて長くて、息苦しい。

だけどそれは、あたしの身体ごと全て蕩けさせてしまいそうなほどの甘い息苦しさで。

あたしとあっくんの気持ちが繋がったんだ、と。そのことを、ちゃんと実感させてくれるものだった。