「あ、たし……」
言葉がうまく声にならない。息を吸い込んでは声を詰まらせるあたしのことを、あっくんが熱のこもった目でジッと見つめる。
あたしの髪を指で梳きながら僅かに首を傾げたあっくんが、静かにあたしの言葉を待っていた。
「あたしも、あっくんが好き。世界で一番。あっくんだけが、いつもきらきら眩しいの」
「何それ」
あたしの告白を聞いたあっくんが、目を細めてクスッと笑う。
それからとても愛おしげに、あたしの髪をわしゃっと撫でてきた。
あっくんの触れ方も、その手の温度も。あたしをドキドキさせて、心地がいい。
「それも好き」
「ん?」
「そうやって撫でてくれるあっくんの手も、ずっと好きだった。触れられるたびにドキドキして心地が良くて。あたしの髪を撫でてくれる手は、これからもあっくんだけがいい」
そう言った瞬間、髪を撫でていたあっくんの手の動きが止まる。



