「長田くんっ」 何度も呼びかける私の声を無視した長田くんに腕を引かれて教室まで戻ってきた。 「茜遅い」 そう言ってぷくっと頬を膨らませる長田くんに 「ありがとう。 私、長田くんが好きだよ」 なんて笑いかけてみる。 「知ってる」 そう言って頬を赤らめた長田くんは私のおでこにちゅ、と1つ甘い接吻をする。