「おら、そこの陸上部!!」 うおっ! びっくりして顔を上げた。 「はい!すみません!」 「このバカが! こんな大事な話の時に寝るな!」 「すみません…」 だって分かんないんだもん… 分かんないとますます聞く気無くす。 あたしはふと 昨日の彼の走りを思い出していた。 .