臨機応変って!

当たり前のように
休日もパシられてるんだけどっ?!

「それでさ、
たまには私のお願いだって、
聞いて欲しいなぁ……みたいな」

うっ。
不審そうに私を見ている。
これ、確実に警戒してるな。

「お願いによるけど、何?」

でも、一応交渉の門は
開かれたということだな?!

「偽彼女の分際で
こんなこというのはあれなんだけど…」


さぁ、聞いちゃうよ!
かなっち、お待たせ!


「Wデートして欲しいんだけど…」

湊斗は眉を寄せた。

「ダブル…デート?」

あ、この雰囲気は、無理なやつだな。
却下されるやつ。



「って……何だ?」


え…

あれ………?