俺様部長のめしつかい



今まぶたの筋肉フルパワーで、
目が閉じないように堪えてるけど、
そろそろ限界がきてるし。


「おいこら!
アシストしろよ!」


もー、うるさー。

私のお陰でめちゃくちゃ進んだのに、
もっと、感謝してよね…



あー、お風呂入りたい…
ベッドに横になりたい…
寝たい…寝たい…



……。




ん…?あれ?

ここどこ?

私の家の景色じゃない…


あ、そっか。
昨日湊斗の家でゲームして、
ソファーに座ったまま寝ちゃったんだ。


テレビの前に、
コントローラーが雑においてある。
結局どこまで進んだんだろう?


カチカチいう音が聞こえて
振り替えると、
ダイニングの壁にかけてある時計は
6:48を指してる。


そういえば、湊斗は?
寝室で寝てるのかな?
見あたらないけど。

私に掛けてあったブランケットを畳んで、
ソファーの隅に置いておいた。


きっと、私が寝た後、
かけてくれたんだろうな。