俺様部長のめしつかい



「はぁ?!」

待って、待って、聞いてない!
それもう、
全然ウィンウィンじゃないじゃん!


「お前は俺様のめしつかいとして
働かせてやるって言ったんだ。

この俺様のだぞ?
名誉なことだろうが」


うーわ、こいつー、
むちゃくちゃ悪い顔してるし。

めしつかいだと?ふざけんなっ!


「そんなこと言ってなかったじゃん!
職場のみの偽彼女で、
好きなときにキスしてくれるって…」
「へーぇ?
じゃ、やっぱりキスして欲しいんだ?」
「そ、そうとは言ってないでしょっ」
「あぁ、いつでもしてやるよ。
お前が俺様に
《キスしてください湊斗様》って
顔真っ赤にして言ったらな」