なんだ、何かくれるの?
って、期待してたら、
湊斗が私の顎を手を当てて、
キスをした。
そう!脳内機能が一時停止する、
あのキス!
まずい!
今回こそは我を保っておかないと。
と、気張ったけどダメだった。
やっぱり、ぼーっとなって、
ふぁーとして、
とろとろになるという結果。
しかも、湊斗が離れたとき、
え?何で?もっと…
と思ってしまった自分に嫌悪感を抱くよね。
まるで、麻薬みたい…
「ふっ」
湊斗め…
涼しい顔して、腹立つ!
「普段の真面目なお前からは
想像できない顔だな」
あんた私の何を知ってんのよ!



