「高校生かもしれないけど、 志崎部長がこの子と ラブホに行ったって証拠はないでしょう? もしかしたら、道を聞かれて、 案内してたところかもしれないし… 背景をラブホに変えてるだけだから」 いつもほわわんとした雰囲気の かなっちだけど、 今日は険しい顔して、 なんだかかっこいい。 と、ここで、 食堂がざわざわしだした。 「見て、志崎部長ですよ」 「ほんとだー… あの噂聞いてから、 王子様に見えなくなったんだけど」 あっ!湊斗っ! しかもこっち来る!