湊斗の顔が、すぐ横にあって、
めちゃくちゃドキドキする!


「ほら。開けろよ」

耳元で聞こえるイケボ…



ってゆうか!

俺様な王子様の
膝の上に座っていいの?!

そこ許すんだ?


中身は、きらっきらの腕時計だったんだけど…


「うわぁ……!すごい!嬉しい!
ありがとう…」


いやいや、これはまずいでしょ!

私も確かに、
湊斗へのプレゼントで
ブランドの財布を買ったよ?

買ったけどね、
この時計とは釣り合ってないよ、絶対!


中間はないの?!

なんで、キーホルダーから、
超高級腕時計にジャンプするかなー…


「Belated Merry Christmas…
かな?」

耳に湊斗の息がかかる。


「っ!!」
「なになに?顔赤いけど?」