何ニヤニヤしてんの。


「はぁ?」
「いつも頑なに
俺様の言うこときかねぇお前が、
そんなことすると、
まじ興奮するっつってんの。

今すぐ襲いたいんだけど」


うわ…
なんかヤバいスイッチ押しちゃったみたい。


「食事中だよ」
「っ。
今日は帰んなよ!
俺様と寝ろ!」
「はいはい」

やるのね。

「立て、奈紗」


今度は何?

膝まづけって言ったり、
立てって言ったり、ほんとにもう。


「ほら、こっちこい」
「っ?!」

湊斗が私の腰を掴んで、
引き寄せると、
自分の膝の上に座らせた。