「えー…」


湊斗王子様って、
いよいよロイヤルファミリーかい。


普通なら
「はぁ?!嫌に決まってんでしょ!」
って返すとこだけど、
こんな高価な物を前にして、
反抗するのも悪いかなって思ったから…


「ありがとうございます、
湊斗王子様」

って、
湊斗に言われた通りにびざまづいて、
言ってやった。

屈辱だけどねっ!!


「…奈紗?」
「何?これじゃダメなの?」


湊斗が珍しく驚いた顔してるんだけど。
何なの?


「ほんとにやった」
「あんたが、そうしろって言ったんじゃん!」
「やるとは思わなかった…。
ってか、まじで萌えるわ」