って思ってたら、
出来上がった料理、
めちゃくちゃ美味しかったんだけどっ!
「おいしい!
ずいぶんとおしゃれな物つくんのね」
「俺様はグルメな王子様だからな。
ワインおかわりいるか?」
「あ、うん。ありがと。
でも、こんなの
自分で作れるとこがすごい」
「さっさと俺様を崇めろ。
あ、デザートもあんぞ。
今朝チーズケーキ焼いた」
今朝?
仕事行く前にってことだよね?!
何なの!どんだけ頑張ってるの湊斗!
これはなんか、嫌な予感がする…
「み、湊斗…
私に何か見返り求めてる?」
「は?」
「なんか、今日の湊斗、
完璧彼氏過ぎて不安になる…
私に何を求めてんの?
お返しの高級なプレゼント?
それとも、夜のご奉仕とか?」
「ふっ」
笑った!
怖いんだけど、その笑い方。
何か企んでるじゃん、絶対!



