「そういえば、
私が寝た後、何もしてないよね?」
「…別に」
別にって何?!
してないってはっきり言えー!
「湊斗!
変なことしてないよね?
ね?」
「あぁもう、してねぇよ」
面倒くさそうにそう言いながら、
湊斗は服を着始める。
「ならいいけど…」
私も起き上がって、カーテンを開けた。
湊斗とはこれでいいんだ。
「じゃ、俺様は帰る」
もう、パシられることもない。
よかったじゃん。
「奈紗」
これ以上好きにならなくて済む。
それでいいんでしょ?
「色々ありがとな」
だって、こんな奴のこと、
好きだなんて、
悔しいもんね。



