「奈紗ちゃん?」
「もうちょっと…」
あいつが振り返ってもいいように、
角を曲がるまで
花田くんの腕にくっついてた。
花田くん、困ってる。
「ごめん、嫌?」
「嫌じゃないけど、
腕が、む、胸にあたってる…」
「あぁ、ごめん」
あまりにも力強くしがみついたからね。
ごめんなさい。
ちょうど角を曲がったとこで、
花田くんの腕を解放したら、
花田くんてば、深呼吸してた。
なになに、かわいい反応じゃん。
花田くんとは、
次回映画の約束をして、
解散したんだけど……
私の今日はこれで終わらなかった。
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