おっと。 私には関係ないんだった。 そういうのは人の勝手。 私が何か言うのもおかしいよね。 「奈紗ちゃん、 なんか見たい映画ある?」 「うーんと……」 でも、ちょっと、対抗したくて、 あいつと目が合った瞬間、 私は花田くんの腕にしがみついた。 「えっ?どしたっ?!」 花田くん、ごめん! 「黙って!」 ちょうど湊斗とすれ違う時、 バッチリ目があった。 あいつは横目で私を見てた。 何を思ったんだろう。 ま、別に何も思ってないよね。 私なんて、 ただの便利なめしつかいだったんだし。