結局、私...。

何もせず家に帰ってきちゃったけど。

きっと、明日にはまたいつも通りに戻れる...よね。

今日は、雷が鳴っていたし、調子も良くなさそうだったから、あまり関わらない方が良かったんだよね。

私が本気であの人のこと、怖いなんて思うはずないもの。

でも...。

彼のこと、私はまだそんなに知らないんだ。

あれだけ嫌われたり、見放されたりする理由。

その反対に、引力のように引き込む力。

来るだけで、あんなに嬉しそうに微笑む姿。

...。

ああ、やっぱり。

「後悔してる。」

今日彼と話せなかったことだろうか。

逃げ出したことだろうか。

ううん。

違う。


きっと...。



会わなければよかったんだ。