「ごめん。またこんな所で泣いちゃって……」


「別にいいよ。わざとここで泣こうと思ったわけじゃないんだろ?」



ファミレスの裏口で。

既に辺りは暗くてもまだ18時過ぎという時間。

横の駐車場には夕飯にと入ってくる車が次々と来る時間。



あまりの気恥ずかしさに、相沢くんの軽口に返す言葉が見つからない。



でも、なんとなく嬉しくて、少し離れた相沢くんの身体に自分から抱きついてギュッと力を込める。



「咲季………甘えてくれるのは嬉しいけど……場所を変えようか?」



流石にこれ以上この場にいたら誰か出てくるかもしれない。



そう思ったら素直に離れるしかなかった。