俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


俺云々どうより、って…軽く傷付くんですけど、その扱い方!



…だなんて、クレームを物申す空気ではないので、心の中でだけ叫んで、表面上は黙っている。

ちっ。プチ残酷物語。



一方、凌憲の空気そのままの深刻な話は続いている。



「…僕も、VIPの行動には目に余るものがあると思ってました。今回の件だけではなく、依然からずっと」



依然から、ずっと…?



「あたかも自分たちが神のように振る舞うその理不尽さに、中等部にいた時は恐怖だけではなく、嫌悪を感じることもありました。…まるで自分たちが選ばれた人間かと勘違いしているかのように」

「選ばれた人間、ねぇ?…ただ親がせっせと学園にお支払した金額がデカかっただけだろ?」

なずなのストレート過ぎる一言に、凌憲は同意するように深く頷く。



「自分ら以外の人間は、ゴミ、石ころも同然。先生たちをも黙らせ、我が物顔で学校を支配する。親の金を使って好き放題をし…あの犯罪だらけのパーティーは最悪だ。…それに、伶士」

「ん?」

「…君だって、VIPとレディクラに振り回されて、傷付いた」