俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


そう言って、凌憲は隣にいるなずなに「こんにちは」と頭を下げる。

しかし、頭を上げてから、なずなの顔を見ると、少し固まっていた。



「…あれ?君」

「…あっ」



隣にいるなずなは、凌憲の顔を目にした途端、かなりの驚愕の表情を見せ、ギクッとしている。

途端に挙動不審になり、あわあわとしていた。

しまいには、気まずそうに凌憲から顔を背けている。

凌憲も、なずなの顔を見て首を傾げていた。



「…あれ?君、確か綾小路先生のところの…」

「…しっ!しぃーっ!」



なずなが慌てて人差し指立てて口に当てて、凌憲に口止めを訴えている。

口止めされて「あ、あぁ…」と、凌憲はその続きを話すのを止めてしまった。



え?何?

この二人、知り合い?

…しかも凌憲の口から『綾小路先生』出てきた?

え?え?何?何?

綾小路先生、何者?!知りたい…!



そんな疑問と好奇心でいっぱいになってしまうが、そこで皇先生が「早速話をしようか」と、間に入ってきてしまい、その話は本当に終わりになってしまった。

…ちっ。