信頼とか、なんとか。
何で、俺の姿を見て、そんなに嬉しそうな顔をするんだろう…。
「凌憲…!」
校長室に入ってきたのは、男子生徒が二人で。
眼鏡を掛けているその一人は、かつての親友。
幼なじみである、凌憲だった。
「伶士、本当に来たんだね…」
「あ…」
久々の再会に、何を返していいかわからず、辿々しく頷くしか出来なかった。
だけど、そんな俺に彼も笑顔を向けてくれる。
「もう、会えないかと思ってた…来てくれて、嬉しいよ!」
そう言って、こっちに向かって駆け寄ってくる。
来るなり両腕掴まれてどつかれるカタチになった。
「お、おまえ!危ねっ」
「あはは。ごめん。伶士に久々に会えて嬉しくてさ?…背伸びた?髪も伸びた?眼鏡かけてたっけ?一瞬わからなかった!」
「め、眼鏡は変装だって」
「そうか!…でもまさか、伶士が警察の捜査員と同伴して学園に来るなんて聞いて、伶士何やってんだろうって思って!」
「あ、それは…」
「皇先生から聞いてるよ。伶士んとこの会社の陰陽師さんだって?それで同伴してきたんだね」
皇先生といい、凌憲といい、なずなが会社の陰陽師だから俺が同伴で来たと納得してるのが、何とも不思議なんですが…。



