俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


信頼とか、なんとか。

何で、俺の姿を見て、そんなに嬉しそうな顔をするんだろう…。



「凌憲…!」



校長室に入ってきたのは、男子生徒が二人で。

眼鏡を掛けているその一人は、かつての親友。

幼なじみである、凌憲だった。



「伶士、本当に来たんだね…」

「あ…」



久々の再会に、何を返していいかわからず、辿々しく頷くしか出来なかった。

だけど、そんな俺に彼も笑顔を向けてくれる。



「もう、会えないかと思ってた…来てくれて、嬉しいよ!」



そう言って、こっちに向かって駆け寄ってくる。

来るなり両腕掴まれてどつかれるカタチになった。

「お、おまえ!危ねっ」

「あはは。ごめん。伶士に久々に会えて嬉しくてさ?…背伸びた?髪も伸びた?眼鏡かけてたっけ?一瞬わからなかった!」

「め、眼鏡は変装だって」

「そうか!…でもまさか、伶士が警察の捜査員と同伴して学園に来るなんて聞いて、伶士何やってんだろうって思って!」

「あ、それは…」

「皇先生から聞いてるよ。伶士んとこの会社の陰陽師さんだって?それで同伴してきたんだね」

皇先生といい、凌憲といい、なずなが会社の陰陽師だから俺が同伴で来たと納得してるのが、何とも不思議なんですが…。