俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


「まさか、うちの学園の地下に魔力が…って、まさか彼らが魔力の取引とか、そこまでのことをやっているのは把握出来ていなかった。聞いて驚いたよ」

「……」

「そんな危険なことが、まさか学園で行われてるなんて」



でも、この口振りからいくと…皇先生、そっちの話に通じているわけ?

驚きだよ、それ。

普通の人なら、魔力だの何だの言われてもハテナマークが飛び交うはずなのに。

そして、何故か先生はなずなに「ね?」と、相づちしている。

なずなは頷くのみだが。



「…VIPの話は、前からも見過ごせない点はたくさんあった。…だから、高等部の校長を買って出たんだけど」

「…ご存知だったんですか」



しかし、先生の視線が一瞬ではあったが、怒りを帯びたものになる。



「やりたい放題もいいところだ。ここまで来たら、もう見過ごせない」

「せ、先生…?」

「だから、今回は独断で警察に全面協力することにしたんだ。もう、親の顔色を伺う連中を構っていられない。…生徒一人の命がかかってるんだから」



皇先生の迫力に、何も言い返せない。

黙って唾をゴクッと音を鳴らして呑んでしまった。