俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


御贔屓にされないので、VIPもやりづらい。

だから、VIPは焦りだした…ということか。


と、いうことは。

皇先生は…?





「さあさあ、そこに座って座って」



そして、俺達は応接用のソファーに誘導され、着席を促される。

その際、皇先生はなずなにも頭を下げていた。



「こんにちは。君が陰陽師さんの捜査員だね?」

「私は鈴代なずな。陰陽師だ。本日はお世話になります」

「…鈴代?」



は…大人相手にも、陰陽師だ。か!

相手は高校の校長先生だぞ?!

皇先生、首を傾げてるぞ?!

ったく、どこに行っても偉そうなのは少なからず滲み出るのか…。




お互いソファーに座ったところで、早速話が始まる。



「…橘が警察の捜査員としてやってくるとは、最初聞いた時は耳を疑ったよ。まさか、こちらの陰陽師さんが、橘建設の陰陽師さんだったとは」

「え、えぇ、すみません…」

皇先生の中では、なずながウチの陰陽師だから、俺も着いてきたっていう解釈がされているようだけど。

それで納得してくれてるって、どういうわけなんだろう…。