俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


気持ち悪いって…。

グサッときた。

ちっ。





「…あ。アポないけどいいの?」

「拓狼さん、電話してくれてる。大丈夫」



それなら…と、躊躇無しで校長室のドアをノックする。

すると、「はい、どうぞー」とすぐに返事が返ってきた。

おっ。やっぱ予め電話してくれてた。



しかし、校長。

誰なんだ。



そう思いながら「失礼します」とドアを開ける。

先陣切って中に入り、後から続いてなずなが入ってきた。



「…橘!」



そこには、校長が席を立ってこっちにやってくる。

だが、それは…良く知ってる先生であり。



「…えっ。え?皇先生っ?!」

「久しぶりだな!…星天で頑張っているみたいだな?テレビ見たぞ!」



中肉中背の、眼鏡をかけたどこにでもいそうなスーツ姿のおじさん先生。

…だが、その朗らかな表情は、忘れていない。



俺がいた昨年までは、中等部の教務主任だった。

親父の時代からもいる、ベテラン先生。

皇(すめらぎ)先生…!



「せ、先生、何でここに?高等部の校長に…?」