気持ち悪いって…。
グサッときた。
ちっ。
「…あ。アポないけどいいの?」
「拓狼さん、電話してくれてる。大丈夫」
それなら…と、躊躇無しで校長室のドアをノックする。
すると、「はい、どうぞー」とすぐに返事が返ってきた。
おっ。やっぱ予め電話してくれてた。
しかし、校長。
誰なんだ。
そう思いながら「失礼します」とドアを開ける。
先陣切って中に入り、後から続いてなずなが入ってきた。
「…橘!」
そこには、校長が席を立ってこっちにやってくる。
だが、それは…良く知ってる先生であり。
「…えっ。え?皇先生っ?!」
「久しぶりだな!…星天で頑張っているみたいだな?テレビ見たぞ!」
中肉中背の、眼鏡をかけたどこにでもいそうなスーツ姿のおじさん先生。
…だが、その朗らかな表情は、忘れていない。
俺がいた昨年までは、中等部の教務主任だった。
親父の時代からもいる、ベテラン先生。
皇(すめらぎ)先生…!
「せ、先生、何でここに?高等部の校長に…?」



