「実は兄貴も呪いで死んでいて、立て続けに俺も狙われた!と、じーさんが勝手に思ったらしい。思い込みは激しいじーさんだったからな」
そう言って親父は「あははは…」と、更に苦笑いを見せていた。
橘家に、呪い…?
で、じいちゃんが騒いで、親父のボディガードに音宮のおじさんを連れてきた。
住み込みで警護をさせていた…?
(………)
言葉が出ない…。
まさか、俺達。
親子してクライアントとボディガード…。
「なずなに…なずなに俺の警護をさせたのは、おじさんの娘だから…なの?」
「いや、それは偶然。菩提に依頼をしたところ、適任者がなずなだった。ただそれだけだ」
「………」
…本当か?
俺達の関係は、偶然だったのか、必然だったのか。
そこまで思いたくなるほど、衝撃の事実だ…。
…そして、おじさんは。
主である親父を護るために。
親父の盾となり、あの黒い翼の彼の攻撃を受けて。
病院から出られなくなるぐらいの重傷を負った…。



