俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


「実は兄貴も呪いで死んでいて、立て続けに俺も狙われた!と、じーさんが勝手に思ったらしい。思い込みは激しいじーさんだったからな」

そう言って親父は「あははは…」と、更に苦笑いを見せていた。



橘家に、呪い…?

で、じいちゃんが騒いで、親父のボディガードに音宮のおじさんを連れてきた。

住み込みで警護をさせていた…?



(………)



言葉が出ない…。

まさか、俺達。

親子してクライアントとボディガード…。



「なずなに…なずなに俺の警護をさせたのは、おじさんの娘だから…なの?」

「いや、それは偶然。菩提に依頼をしたところ、適任者がなずなだった。ただそれだけだ」

「………」



…本当か?



俺達の関係は、偶然だったのか、必然だったのか。

そこまで思いたくなるほど、衝撃の事実だ…。




…そして、おじさんは。

主である親父を護るために。

親父の盾となり、あの黒い翼の彼の攻撃を受けて。

病院から出られなくなるぐらいの重傷を負った…。