さっきから、何でばかりだ。
おじさんが親父のボディガード?
雇用関係だった?!
それは、俺となずなと同じ…。
更なる予想外、頭が着いていかない…!
しかし、その続きを、親父は語る。
「…俺が小学生の頃、橘家ではちょっとゴタゴタがあってな?」
「ゴタゴタ?」
「俺、呪いかけられたみたいなんだ」
「はっ…?!」
親父が呪い?!
「…っていうのは、じーさんの言い分なんだけどな?ただ高熱が下がらなくてぶっ倒れただけなのに…」
そう言って親父は苦笑いをする。
「あの時は、兄貴が亡くなった直後だったし、それで泡食ったじーさんが俺にボディガードを連れてきた。それが優」
「…兄貴?」
「俺の兄貴だよ。俺が中1の時、高2で病死してる兄貴がいるって前話したろ?」
「それは…うん」
昔、ちょっと聞いたことがある。
親父は、現在一人息子だが。
かつて、五歳上の兄がいた。
病気で亡くなった、と聞いていた。



