俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


その姿を目にして察してしまう。

恐らくおじさんは…決して良くない状態なんだ。



しかし、今の俺は。

知りたいという思いが先行していて、気付いていなかった。



その先に踏み込むことは。

痛くて、苦しい。



「…すまんな、伶士」

「え…?」


俯いたままの親父の弱々しい小さな声が、ボソッと聞こえた。



すまん…?

何が…?



「その詳細を話すのは、ちょっとしんどい…勘弁してくれ」



俯いていて表情が見えないが。

その弱々しい声、こんな親父を見るのは初めてかもしれない。

いつも偉そうに強気にしているから、そのレアな様子に、若干戸惑いはある。




「………」



息を飲んで、見守って。

言葉の続きを待つしかなかった。



すると、親父はそのうちゆっくりと顔を上げていた。



「…ただ、言えることは」



その先は…本当に。




「優がああいうことになったのは…俺のせいだ」




痛くて…苦しいんだ。




「は…親父のせい…?」




こんな事実が、待ってるなんて。