俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


それに、おじさんの母親が日本舞踊の家元?



「…おじさんって陰陽師なんでしょ。なら親も陰陽師じゃないの?」

「優の父親が陰陽師なんだ」



ふーん…と、相づちしながらも。

俺は、親父の顔色を伺っている。



この話題を、どう切り出そうか。

躊躇している。



…でも、聞きたい気持ちが強い。

おじさんの…今。



「あの…」

「…何だ?」

「…おじさん、今どうしてんの」

「どうって…」

「…長いこと入院してるって聞いたけど。大丈夫なの?」

「………」



やはり。

親父の顔色が、一気に変わった。

目を見開いた後、視線がだんだん下がっていく。



親父の様子からすると。

聞いてはいけないことだったのかもしれない。



…でも、俺だって知りたいんだ。

なずなの父親である、おじさんのこと。



「…容態悪いの?それともひどいケガなの?」

「いや、それは…」

「退院できないの?」

「………」



親父がだんだん口を開かなくなっていく。

視線と共に、顔も俯いてしまった。