俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


この、まさに告白という大勝負をかけるという時に!

なぜ、その彼の名前?!



思わず、すっとんきょうに大声をあげてしまうと、今度はなずながビクッとしている。



「え?違うの?」

「ち、違う…」

「…なんだ」



なんだじゃないっつーの。

何故今から好きだ言うのに、あの彼が出てくるんだ。

よりによって、大ボスの敵さんか?

ムードもへったくれもありゃしない。



「じゃあ何?」

「…だから、ちょっとこっち」

「その話じゃない話って、どんな話だよ」



何か勢い殺された部分あるぞ。

おまえの頭にはそれしかないのかと言いたくなる。

…そりゃそうか。

親父の仇、だもんな。



でも、動き出したが最後、後には引き下がれない。



「まあ、いいからこっち」

「どこ行くの」

「…いいから来い!」



なかなか動き出そうとしないので、思わず声を張り上げてしまった。

「ふーん」と、口を尖らせている。

そんななずなを手招きし続けるが。



「あー!伶士くん!」