しっかり名乗っとるわ。
みっちょ、みちかって言うのか。
「な、ななな…何よっ!」
みっちょの「あっほー!」の勢いに圧されたのか。
富岡さん、言い返す言葉を失ってしまったようだ。
だって、あっほー!だぞ。
わなわなと悔しそうな表情をみっちょに向けるが、ふんっ!と突っぱねる。
「…何よ!人の恋愛邪魔するヤツは馬に蹴られて死ぬんだからね!」
苦し紛れに捨て台詞を放つ富岡さんだが、みっちょはそれを「ほっほー!」と、ふざけて返す。
「馬でもポニーでも何でも呼んでこいや!八つ裂きにして馬刺しにしてなずぽと食ってやる!あーうまそ!…なぁーにが恋愛じゃボケぃ!おまえはただ抱いてセニョリータしてほしいだけだろが!」
「………」
ますますわなわなとする富岡さん。
みっちょをキッと睨んで、ドカドカとその場を立ち去る。
すれ違い様に「橘くん、またね?」と、腕をポンとタッチされた。



