俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


…ええ、かつて一度過ちを犯してしまった相手。

カレシがいるにも関わらず、俺には嘘をついていたという、あの人。



あの夜で、あれっきり…と、いう風にはなかなかしてもらえず。

顔を合わせる度に、こうして何かと話し掛けられるのだった。



俺達のことは、結構噂になったので。

こうして二人でいるところを、周りに見られるのはちょっと…。

と、俺は思ってるんだけど。



「そうだそうだ!春休み何やってるの?部活ある?」



富岡さんは、そこのところを別にどうこう思ってないらしい。

話し掛けられながらも、スーッと俺のかなり傍まで寄ってくる。

くっつきそうなぐらい。

「部活…は、あるけど」

と、返答しながら距離を離そうと思わず一歩下がるが、そのぶん彼女はその距離をまた詰めてくる。

関係を持った強みなのか、随分積極的だ。

この子もまた、御堂さん同様…上目遣いだ。

あからさまに下心満載。

っつーか、くっついてくるんじゃない!



「じゃあー?部活の帰りとか?…どう?」



…どう?って?

また、お誘い…!