そんな共通点もあり、彼女からはよく話し掛けられる。
廊下で擦れ違うと声を掛けられたり、サッカー部の試合を見に来たり。
それなりーに、話してる女子。
…共通点だけで、話し掛けられているワケじゃないらしいが。
ふと気付くと、一緒にいた陣内たちがこっちを見てニヤニヤしている。
うっ…嫌な予感しかしない。
すると、後ろでボソボソと呟かれていた。
「うぉっ。来た来たリンリン」
「ちょっと積極的な清純女子、伶士もたまらんでしょ」
「…っつーわけで、伶士!先教室行ってるなー?」
「…えっ!」
気を利かしてるのか何なのか知らないが、陣内たちはニヤニヤしたまま俺を置いて教室に入っていく。
あっ…!
ああぁぁ!
二人きりにされてしまった。
そんな気遣い要らないのに。
そんな気もないし…。
…お兄様である御堂キャプテンからは、
『凛々子がおまえを狙ってるぞ!マドンナとか言われてるけど、あいつ多少性格悪いから注意しろ!…俺のことは気にせずに…!』
なんて、言われてる…。



