俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


そんな共通点もあり、彼女からはよく話し掛けられる。

廊下で擦れ違うと声を掛けられたり、サッカー部の試合を見に来たり。



それなりーに、話してる女子。



…共通点だけで、話し掛けられているワケじゃないらしいが。



ふと気付くと、一緒にいた陣内たちがこっちを見てニヤニヤしている。

うっ…嫌な予感しかしない。



すると、後ろでボソボソと呟かれていた。



「うぉっ。来た来たリンリン」

「ちょっと積極的な清純女子、伶士もたまらんでしょ」

「…っつーわけで、伶士!先教室行ってるなー?」

「…えっ!」



気を利かしてるのか何なのか知らないが、陣内たちはニヤニヤしたまま俺を置いて教室に入っていく。

あっ…!

ああぁぁ!



二人きりにされてしまった。



そんな気遣い要らないのに。

そんな気もないし…。



…お兄様である御堂キャプテンからは、

『凛々子がおまえを狙ってるぞ!マドンナとか言われてるけど、あいつ多少性格悪いから注意しろ!…俺のことは気にせずに…!』

なんて、言われてる…。