俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


女子の甲高い声が背中に響いて、反射で振り返る。

俺と一緒に振り返った陣内たちは「おっ」と声を漏らしていた。



それもそのはず。

俺を呼び止めた女子は、ちょっとした有名人。

笑顔を振り撒いて、手を振りながら駆け寄ってくる。



「おつかれ。バスケの試合見てたよ?」

「御堂さん…」

「もう、凛々子って呼んで?お兄ちゃんと一緒になっちゃう」



この女子は、御堂凛々子さんといって。

同じ学年の4組の子。



何故有名人なのかというと。

美少女。

綺麗な艶々の黒髪のロングヘアに、パッチリとした円らな瞳。

肌も美白で絹のように綺麗で。

正統派清純アイドルのような雰囲気を出している。

俺達の学年では、1、2を争うほどの美少女。

りりこ、だけど通称リンリン。



…実は、すでに卒業した先代キャプテンの妹。

今のキャプテン、伊野さんの前の代のキャプテンの妹。


すなわち、彼女のお兄さんは俺の二個上のサッカー部の先輩なのだ。