俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


そんなイライラを抱えながらも、バスケの試合が始まった。



そして、一旦集中すると、頭からは何となくその事が離れる。

でも、ふと頭にチラつくと、その怒りをゴールとボールにぶつけていた。



「おぉー!伶士ダンク!」

「バスケ部じゃねえのにやるな」



怒り…怒りのダンクですよ?

不純物たっぷり、怒りのダンク。



何か…カッコ悪いな。



「…いくぞ!もう一本!」

「伶士、すげー気合い入ってんな」



怒りを気合いに変えて、この試合も勝利しました。

勝っちゃうと何だか楽しくて、試合が終わる頃には嫉妬の怒りは頭から離れていた。




「今日も勝っちゃったのー?明日準決勝だってー」

「伶士が予想外の活躍してるからなー?」

「おいおい。予想外って何だ。失礼な」



試合も終わり、一緒に出ていたバスケのメンバーたちとダベりながら、のろのろ教室へと向かう。



「サッカー部が空中ダンク・アリウープ成功、それだけで予想外活躍」

「まあまあ、取り敢えずメシ食おうぜ?」



そして、もう少しで教室。

…と、言う時に。



「あ、伶士くーん!」