俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


何でか無条件にイラッとする。

なずなに男が近付くと。



昨日も、この高校のミスターである学校1のイケメン、二年の蓑島さんと楽しそうに話をしているのを、遠くから見掛けた。

楽しそうに…。

その時もイラッとして、しばらく収まらなかった。



俺、めちゃくちゃ嫉妬してる。



俺自身、なずなとそんなに話が出来てないワケじゃないのに。

昨日も今日も、廊下で擦れ違っておはよーだなんて挨拶してるのに。



話をしてるのに…まだ、足りないなんて。

どうすれば、このイライラ無くなるんだ?

人の心ってやつは、微妙だな。



試合前のパス練習を陣内としながら、ついつい考え込んでしまう。



「うわー。今日も女子のギャラリー多いぞ?王子」

「…ん?」

「女子たち、伶士目当てに見に来てるぞって」

「…ふーん」

「おいおい。まだご機嫌ナナメですか」

「………」



他の女子なんて、知らん。

別にカッコいいとこ見せたいワケじゃないし。

むしろ、なずな見に来てないかなーって。

何となく、ギャラリー見回してしまう。



「おいおい。自分のファンチェックしなくていいから。試合始まるぞ」

「………」



…しとらん!