俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


「勝ったー!勝った!」

「やったー!」



勝利を修めた6組女子たちは、コート上に飛び出してきて集まる。

みんな手を上げて喜んでいた。

なずなもみんなとハイタッチしてる。



「うぉぉぉっ!なずぽよぉーっ!」



歓喜の輪に男子も飛び出してきやがった。

チカだ。

試合中からマジうるさかったな。



「なずぽよすげぇぞ、おまえドッジボールのプロ選手か!」

「はぁ?」

「この調子でこないだの卓球みたいに優勝してしまえ!」

そして、チカはどさくさ紛れになずなの肩に手をやり、抱き寄せている。

あっ…!

と、思ったら、なずなに「触るなスケベ!」と振り払われていた。

チカは「あははーカタイこというなよ」と豪快に笑い飛ばしている。

手、変な方向曲がってなくてよかったな。



しかし、触るな。

触るな!

同じクラスで仲良しだからって…!



ちょっとムッとする。



「女子ドッジ終わったなー。試合始まるぞ伶士ー」

「…うん」

「ん?どした?なんか機嫌悪そ」

「………」



ムッとしてたの、陣内にバレた。