「勝ったー!勝った!」
「やったー!」
勝利を修めた6組女子たちは、コート上に飛び出してきて集まる。
みんな手を上げて喜んでいた。
なずなもみんなとハイタッチしてる。
「うぉぉぉっ!なずぽよぉーっ!」
歓喜の輪に男子も飛び出してきやがった。
チカだ。
試合中からマジうるさかったな。
「なずぽよすげぇぞ、おまえドッジボールのプロ選手か!」
「はぁ?」
「この調子でこないだの卓球みたいに優勝してしまえ!」
そして、チカはどさくさ紛れになずなの肩に手をやり、抱き寄せている。
あっ…!
と、思ったら、なずなに「触るなスケベ!」と振り払われていた。
チカは「あははーカタイこというなよ」と豪快に笑い飛ばしている。
手、変な方向曲がってなくてよかったな。
しかし、触るな。
触るな!
同じクラスで仲良しだからって…!
ちょっとムッとする。
「女子ドッジ終わったなー。試合始まるぞ伶士ー」
「…うん」
「ん?どした?なんか機嫌悪そ」
「………」
ムッとしてたの、陣内にバレた。



