俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


ボールは1組の外野へと渡っていて。

外野の女子は、相手6組の内野の女子が固まっているところを目掛けてボールを投げる。

「きゃー!来る!」

「来るよー!」



恐れてんのか、構えてんのかよくわからない内野の悲鳴?声?があがる。

だが、そんな女子たちの前に積極的に前に俊敏に出て、なずなはあっという間にボールを軽々とキャッチする。

その動きがあまりにも俊敏過ぎて、ギャラリーからは歓声があがった。



「きゃー!なずぽよー!」

「カッコいいー!」

「お、おぉーっ!すげーぞなずぽよ!」

「何だあの動き!すげー運動神経なんですけど!」

「うぉぉぉっ!なずぽよやれぇぇっ!」

チカの声だ。うるさい。



でも、俺も思った。

普通のJKの動きじゃない。

俊敏過ぎる…!



さすが、陰陽師。



そして、間を開けることなく、敵陣地にただ一人残された内野の女子に目掛けて投げつける。

「…え!ちょっと!」

次の動作があまりにも速かったため、敵陣は心の準備をしてなかったようだ。

逃げ切れずに、なずなの投げつけたボールは足に当たる。



ゲームセット。

審判の笛が鳴り響いた。

ストレート勝ち…!