俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


「行けーっ!あと1人ー!」

「ボール回せー!回してけ!」


女子の試合なのに、男子の声援も聞こえるな。

だいぶ盛り上がってるようだ。

あと一人…ホントだ。

コート上、片方の陣の内野は女子一人しか立っていない。

時間前にストレート勝ち?すごい。



「すげー短縮試合だぞ。もう終わるわ」



俺達の姿を見つけて颯太がやってくる。



「あ、颯太」

「へぇー。どこのクラス」

「1-6と1-1。なずぽよ劇場だぞ」

「…えっ!」



渦中のヤツの名前が出て、咄嗟に身を乗り出してしまう。

コート上をよく見ると…いた。



なずな…内野の陣に立ってる!

そこには、女子数人…だいぶ数残ってる。

6組の圧勝という流れ。



「なずぽよ凄かったぞ?五秒で三人、外野送り。ぶつけて跳ね返ってきたボールを拾ってすぐ投げて当てて、また跳ね返ったボール拾って…」

「えっ!」

五秒で三人?…どんな状況!



そして、そのなずなの凄さを目にすることになる。