俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


このまま更に時間が空いたら、本当に夢か幻になってしまう…!



「…伶士…伶士っ!おぉーい!」

「わっ!…な、何」



突然耳元で名前を叫ばれて、ビックリすると同時に、ハッと我に返る。

目の前には伸びかけ坊主頭の陣内がいた。



「なーに考え事してんの?何回も呼んだのに。…そろそろ時間だぞ?」

「時間…?」

「バスケの試合」



そうだ。そうだった。



ただいま学校では、球技大会の真っ最中。

本日は2日日で、俺は昨日バスケ一試合して勝利してきた。

本日の試合はこれから。

9月にも球技大会はあったが、3月はバスケとドッジボールと卓球。



「って、まだ30分あるじゃん。体育館ではまだ女子がドッジボールしてるよ」

「それが、もうそろ終わりそうだから早めに来た方がいいって」



陣内は、スマホを俺に見せながらそう話してくる。

このLINEは、颯太からか?



取り敢えず、言われた通りに陣内と体育館に足を運ぶ。

辿り着いた体育館の中に入るが…中には結構ギャラリーがいて、声があがっていた。

何だ何だ。盛り上がってんのか。