俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~

★★★








(…あ、そういや)



慌ただしい日々を過ごしていたら。

俺は、とても重大なことを少しばかりか忘れていた。



あの時はあの時で、ゴタゴタの最中だったし。

それからも、事件処理が慌ただしく、いろんなエピソードがあったし。

そして、学校が始まると、テストやら部活やら…この3月という時期は、いろいろ忙しくてすぐに時が経ってしまう。

で、カトレア会が家に乗り込んできて、舞絵に紛糾謝罪会見させられたり…。

怒涛の日々だった。



…いや。いやいや。

これ…忘れちゃいけないことでしょう。



俺、確かに。

あの潜入捜査の最中に。




『なずな…』

『…うん』

『……好きだ』



言った。

…言ったよな?



好きだと告白してたよな…?



忙しかったし、なずなも何の反応もなく普通にしているから、一瞬幻か夢かと思ったぞ。



だが、しかし。

あんな、どさくさ紛れのような場ではあったけど。

確かに、想いを伝えたんだ。



だけど、数日経った今でも。

特に何も変わりなし。



(………)



これ…なかったことになりそうな勢いなんですけど!