俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


何これ。

何これ…!

スクショして待ち受け画面にしてやる…!



「うん、いつ見てもなずなさんの舞は見惚れるね」



一気に吹き出して笑うところだったが、凌憲が本気で感想を述べ始めたので、思わず笑いを飲み込んでしまった。



「何て言うか、こう…他とは違う躍動感があって。現代舞踊が知名度を上げてきている中、こういう古典をしっかり踊れる若い人材は貴重だよ」

「へ、へぇ…そうですか」

日本舞踊には詳しくないので、何のことやらよくわかりませんが…。

「才能に溢れてる。さすが、宗家鈴代流家元・鈴代華林のお孫さんだよ」

「へ…そ、そうなの?」

「っていうか、伶士。動画見たとき笑おうとしたしょ?失礼だなー」

「………」

バレてた…。



しかし、なずなが…日本舞踊家元の孫?



それは…初耳。

知らなかった…。



いやはや意外な真実に呆然としていると、舞絵がぐっとスマホを覗き込んでいる。



「凄く素敵な御方ですわね?どなたですか?…まさか凌憲!この私を差し置いてこの御方に恋してるだの…!」

「いやいや、この人は伶士が恋してる人」