何これ。
何これ…!
スクショして待ち受け画面にしてやる…!
「うん、いつ見てもなずなさんの舞は見惚れるね」
一気に吹き出して笑うところだったが、凌憲が本気で感想を述べ始めたので、思わず笑いを飲み込んでしまった。
「何て言うか、こう…他とは違う躍動感があって。現代舞踊が知名度を上げてきている中、こういう古典をしっかり踊れる若い人材は貴重だよ」
「へ、へぇ…そうですか」
日本舞踊には詳しくないので、何のことやらよくわかりませんが…。
「才能に溢れてる。さすが、宗家鈴代流家元・鈴代華林のお孫さんだよ」
「へ…そ、そうなの?」
「っていうか、伶士。動画見たとき笑おうとしたしょ?失礼だなー」
「………」
バレてた…。
しかし、なずなが…日本舞踊家元の孫?
それは…初耳。
知らなかった…。
いやはや意外な真実に呆然としていると、舞絵がぐっとスマホを覗き込んでいる。
「凄く素敵な御方ですわね?どなたですか?…まさか凌憲!この私を差し置いてこの御方に恋してるだの…!」
「いやいや、この人は伶士が恋してる人」



