俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


その話の経緯からいくと…!

なずなは、日本舞踊をやっているのか…!



な、何だって…!



知らなかった。

知らなかった…!



ギャルが日本舞踊。

何それ。

どんな組み合わせ。

意外過ぎる…!




「…あ、あった。これ見て?」



凌憲はそう言って、自分のスマホを俺に見せてくる。

これは…動画だ。



「これ、昨年の発表会の動画。僕も見に行ったんだ」

「………」

「えー見たいー」

「見せて見せて」

他のみんなも揃って寄ってきて、全員でスマホを覗くカタチとなってしまった。



こ、これは…。



そこには、文金高島田ヘアーに、顔を白塗りにした着物の女性が、扇子を持って。

まったりした三味線の音色に合わせて、ゆっくりと動いて踊っている。



情報を頂いてから見ると、何となくわかる。

逆に前置きないと絶対わからない。



これ、なずなだ…!

ギャルが白塗り…!



(ぷっ…)



普段のギャルなずなと、文金高島田白塗りなずな。

そのギャップ格差に、腹の底から笑いが込み上げそうになってきた。