それ以外のみんなとは、卒業式を最後に会っていない。
だから、こんないきなり会うことになって、何を話していいんだが。
ちゃんとした説明もなしに、学園を出て…俺は今さら、みんなになんて言えば。
みんな…どう思ってる?
舞絵はすんげー怒ってたけど。
凌憲はいつもの調子だったけど…再会には喜んでくれてたか。
どうしよう。
みんなの反応が、恐い…。
そう考えると、勢いが死んでしまい。
どうしようどうしようと、ぐるぐる頭の中で回っていて。
そこからは、車の中でだんまりとしてしまった。
ちくしょう。みんな、何で来るんだよ。
何を話そう…。
そんなことを考えているうちに、もう家に到着してしまった。
家の駐車場には、何台か車が停まっていて…あぁ、これ。みんなの送迎車じゃねえか。
本当にいる…!
胸が変にドキドキドキドキしてくる。
足取り重く車から降りて、忠晴にドアを開けてもらって玄関に入ると。
向こうにある応接室のドアが目に入るが。
「お、俺…先に着替えてくる」
そう言いながら靴を脱ぎ、みんなのいる応接室とは逆方向へ体を向けた。



